■天体望遠鏡:seestar
■フィルター:off
■撮影場所:福岡県朝倉市「小石原川ダム」
■画像編集ソフト:「Pix insight」+「Affinity Photo 2」
■撮影時間:47分
5万円代(JUNPYは5万5千円で購入)の一体型望遠鏡Seestarで、果たして、どこまでアンドロメダ銀河を美しく写せるのか、その限界が知りたかった。
そこで、JUNPYが福岡中心地からそこそこ近く(1時間ちょい)、そこそこ暗い場所、福岡県朝倉市「小石原川ダム」
に遠征し、Seestarでアンドロメダ銀河を撮影。その後、画像処理の魔術師、蒼月城さんに画像処理をお願いして、仕上がったのが、冒頭の天体写真。
Seestarの画素数、画素密度から言って、当初は全く期待はしていなかった。
実際、ライブスタック直後の画像(JPG)は、まあ、こんなもんだろうなーという写り具合だった。
そして、このライブスタック直後の画像(JPG)をAffinity Photo 2でJUNPYが画像処理したものが以下。
つづき▼▲これが限界かーと思ったものの、いや、蒼月城さんに画像処理をお願いしたら、どうなるんだろう?と思い、打診したところ、やってみましょう!とのことで、Seestarの上限を引き出してもらえることになった。
その際、蒼月城さんから依頼されたことは、以下の2点。
●ライブスタック画像(JPG)ではなく、10秒毎に撮影されているRAWデータ(FITファイル)を渡して欲しい
●アンドロメダ銀河は広域の光を放っているので、Seestar内蔵のフィルターは使わないで撮影して欲しい
そして、「Pix insight」と「Affinity Photo」で画像処理してもらったところ、冒頭の天体写真に仕上がった次第。
はじめて、この処理画像を見た時は、マジか!と驚いた。
(恐るべし、画像処理!恐るべし、蒼月城さん! 恐るべしSeestar)
なんと、5万円代のSeestarでも
●暗い場所で撮影し
●RAWデータ(FITファイル)を手動でスタック処理し
(ライブスタック画像(JPG)起点では限界あり)
●「Pix insight」「Affinity Photo 2」を使い慣れている人が画像処理すれば・・・
アンドロメダ銀河の壮大さが伝わってくる天体写真に仕上がるのだ!
ちなみに、蒼月城さんが、その画像処理の全工程をYoutubeで公開してくれているので、Seestar撮影のアンドロメダ銀河を美しく仕上げたい人は必見!
動画